マックスフィールド・パリッシュの大ファンでした。彼の描く構図には本当に魅了されていました。他にも、ギルバート・ウィリアムズやマイケル・ウィーラン、アイベン・ロールの作品などに多くのインスピレーションをもらいました。

1人だけというのは難しいので、3人挙げさせてください。1人はアルバート・ピアスタッド、そして、マックスフィールド・パリッシュ、アイベン・ロールの3人です。

ここ数年、私は光を描くことに集中してきたような気がします。ご指摘の空の表現については、画面により劇的な変化や趣を加える方法をずっと探してきました。空の動きや美しさを表現するのが大好きで、空を横切る雲の動きや流れを作り、画面全体に注意を惹きつけられるか。そのためにはどのようなメディアが適しているか・・・などを繰り返して模索してきた成果が、今描いている空のスタイルです。

その通りです。私にとって水の表現は、動きと生命の象徴です。常に変化し、進化して行くものだからです。最新作でも、野生動物をクローズアップしたものを除けばほとんど全てに見ずに関するものが含まれています。

私は昔から動物のしなやかな優美さが大好きです。それだけに、彼らの生きる環境が破壊され、中にはその数を減らしているという事実はとても辛いものがあります。私の作品を通じて、自然に生きる動物たちの素晴らしさや美しさが伝わり、人々が野生動物ひいては自然環境を大切にウしていくようになることは私自身の大きな願いです。